認知症を地域で支えよう!
近年、高齢化の急激な進行により認知症が増えていく中、福祉部では、『たとえ認知症になっても、自分らしく安心して暮らせる佐世~一所帯に一人以上の認知症サポーター~』を目標に掲げ、認知症サポーター養成講座を年2回開催しています。
今年度第1回目の講座は、昨年度に引き続いて雲南市地域包括支援センターの和泉ちひろ保健師を講師に迎え、7月2日(日)に開催しました。
認知症は脳細胞が壊れることにより発症しますが、環境や人との関わり方によっては治る可能性もあります。当日は事例を通してわかりやすくお話していただきました。
また、相手にわかりやすく伝えるにはどんな話し方がいいのかを、“聴く体験”を通して話し合い、認知症の人への対応については、
1 驚かせない
2 急がせない
3 自尊心を傷つけない
の“3つの「ない」”が大事であること、そのためのポイントは次のとおりです。
1 余裕をもって対応する
2 後ろから声をかけない
3 相手に目線を合わせてやさしい口調で話しかける 等
実際の介護となれば理想どおりにはいかないのが現実ですが、気持ちの中でとどめておきたいことです。
認知症でなくても高齢者を抱える家族の方にとっても、日々の接し方につながる講座になりました。
今年度は、交流センターへ出にくい人などを配慮し、希望があれば、自治会のサロンでも開催し、さっそく、6/12中筋、6/25狩山で行いました。顔なじみ同士なので、和気あいあいとした雰囲気の中、気軽に質問し、脳トレゲームで集中し、認知症を身近な病気として捉えた皆さんです。
希望されるサロンがあれば、福祉推進員 川島までご連絡ください。