忍者ブログ

佐世地区振興協議会

歴史・文化講演会

11月26日(日)松江歴史館専門官宍道正年さんを講師に迎え、歴史文化講演会を開催しました。
 今回は、「維新十傑 前原一誠と佐世」と題し、平成27年に発見された「扁額」(注1)のさらなる調査結果や「萩の乱」の主犯として捕縛、処刑された前原一誠の松江刑務所で取り調べを受けた際の“取り調べ調書”を山口県の収集家の方が所有されていることがわかり、実物をお借りし、実際に触れて見ながらの研修となりました。
 宍道先生によると、「仲間をかばい、罪を一人で背負おうとした前原の覚悟が伝わる。」「前原は、取り調べでは同志同謀の者はいないと供述しており、他の人に罪が及ばないようかばったもの」と話されました。調書は和綴じの13枚に筆で書かれ、別添写真のように表紙もありました。
 参加者の皆さんは、「よくこんな資料が残っていましたね。」と、取り調べ調書に見入っていました。
 ※注1:萩にいた前原一誠が明治4年(1871)に父や一族の佐世氏らとともに先祖
     の地・大原郡佐世村(島根県大東町)にある神社へ寄付した際の扁額。


★松江刑務所での取り調べ調書に見入る参加者の皆さん
PR

コメント

ランキングなど

P R